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電通とunerry テレビ視聴データとリアルタイム行動データを連動

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6月2日、電通が提供する統合マーケティングプラットフォーム「STADIA」のテレビ実視聴データと、unerryが運営するリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」の連携が発表された。

「STADIA」は、テレビの実視聴ログに基づくデジタル広告配信・効果検証の統合マーケティングプラットフォーム。2022年5⽉時点で約960万台のテレビの視聴ログデータと、約910万台のモバイル広告ID 、約1.1億件のCookieidのオーディエンスデータを保有している。

「Beacon Bank」はGPSやビーコンを活用した技術により、⽉間300 億件超の⼈流および購買ビッグデータを蓄積し、AI 解析を実施。広告・マーケティングソリューションを提供してきた。

電通とunerryの両社は2018年に資本業務提携を締結。今回の「STADIA」と「unerry」の連携では「視聴」「来店」「購買」のデータを統合し、オンラインとオフラインを統合したプロモーションや効果検証が可能になる。

テレビ広告とデジタル広告の連動では、番組・CM視聴者あるいは非視聴者グループに対し、位置情報を活⽤したデジタル広告配信サービス「Beacon Bank AD」の配信が可能に。SNS やアプリのリアルタイムプッシュ配信など幅広い配信⾯において、リーチ拡大や重複接触による興味喚起・購買促進につなげ、プロモーション効果の最大化を図る。

また「STADIA」の視聴データと「Beacon Bank」の来店および購買データを統合することで、広告接触者の効果検証をフルファネルで⾏う。GPS やビーコンを活⽤したunerry の位置情報技術により、店舗や商品棚への来訪を計測。また購買分析も組み合わせることで、LTV・ROAS での施策評価が可能になる。

さらに「Beacon Bank」では、年齢層や性別、居住地、勤務地といったデモグラ情報だけでなく、⽇常の⾏動傾向から推定される趣味嗜好や、業態・チェーンへの来店傾向などを推計。番組視聴者のペルソナを分析し、ブランディングから販売促進に繋がるメディアプランニングを実現する。

両社は今後も、互いのデータの特徴を活かすことで発展的な手法の開発につとめ、メディア、消費者、広告主企業に新たな価値提供を図っていくとしている。