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MarkeZine Day 2022 Autumn(AD)

ABCマートやシチズン時計も実践!共創とファン化を促すメディアコマースサイト化とは?

 企業のECサイトのマーケティング支援を行うecbeing。提供するECプラットフォーム「ecbeing」の導入実績は今や1,400サイトを超える。同社の執行役員であり企画制作統括部 統括部長の森英一氏がMarkeZine Day 2022 Autumnに登壇。昨今のECサイトの構築・運営に関するトレンドのほか、ecbeingが提供する様々なツールとその活用方法について語った。

ツール連携で自動アップデートを実現

 ecbeing は1999年から20年以上、ECプラットフォーム「ecbeing」の販売を行っている。国内ECサイト構築サービスのシェアにおいては13年連続で首位を獲得。これまで数百社のマーケティング業務を支援してきた。ここ20年のecbeingのシステムを巡る変化について、同社の森英一氏は次のように振り返る。

ecbeing 執行役員 企画制作統括部 統括部長 森英一氏

「ecbeingに新たな機能を実装する場合、これまではecbeingのシステムごと大掛かりにカスタマイズしていました。現在はシステムの更新を極力最小限に留め、CDP+CRM、Instagramやアプリ、CMSなどをecbeingと連携。各連携ツールは自動でアップデートされるため、常に最新のバージョンを保てるプラットフォームとなっています」(森氏)

 ecbeingやグループ企業が提供する各種ツールには、Instagramとの連携ツール「visumo(ビジュモ)」レビュー最適化ツール「ReviCo(レビコ)」そしてCDP/CRMツール「Sechstant(ゼクスタント)」などがある。

 森氏はecbeingを単にEC構築ツールとして活用するのではなく、ecbeingを軸としたマーケティングプラットフォーム化を目指すべきだと語る。たとえば、SechstantのCDP機能によって抽出した顧客データを広告やメルマガのシナリオ制作に活かしたり、visumoでInstagramとecbeingを連携し、ユーザー投稿をそのままECサイトのコンテンツ強化につなげたりできるという。

「ecbeingというハブを基点に各種ツールをフルに活用すれば、CVRの向上のみならずユーザーのファン化、ひいてはLTVの最大化を実現でき、売上拡大にもつながります」(森氏)

施策の効果測定やシナリオ制作を支援

 森氏は各ツールの機能を詳しく紹介。Sechstantシリーズのひとつ「Sechstant CDP」では、顧客分析や購入商品分析などを可能にする。これにより、利用企業は広告や各施策のLTVに対する効果を精緻に測ることができるという。

「『LTVが比較的高いユーザーは、一体どのメディアの広告からの来訪者なのか』を追跡し、本当に投資対効果の高い媒体を把握できるため、効率的に広告を配信することが可能となります」(森氏)

 Sechstant CDPを活用することで、広告効果の最大化のみならず、業務効率の改善にもつながるという。本来なら分析までに必要なデータのダウンロード・加工・集計作業が、Sechstant CDPでは自動化されるためだ。また、40以上の指標・軸によるデータの分析画面を表示。多面的な施策の評価を可能にし「PDCAの高速化にも寄与する」と森氏は語る。

 またSechstantシリーズには「Sechstant CRM」も存在する。前述のSechstant CDPでは「実店舗でしか購入実績のない顧客」や「退会を考えている顧客」など、顧客の詳細な属性を判別する。一方のSechstant CRMでは、顧客の属性に合わせた施策のシナリオ配信を実現。これにより、利用企業は「実店舗でしか購買経験のない人にはEC限定クーポンを配布し、ECへの遷移を促す」「解約しそうな顧客には、リテンション施策を展開する」などの戦略を立てることができるわけだ。

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ECサイトのトップページを介さないユーザーが増えている!?

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/10/17 11:00 https://markezine.jp/article/detail/40150

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