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アシックス、VRランニング企画 ランニング経済圏に前進

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アシックスは6月20日、オンラインでのランニングイベント「アシックス プロシリーズ」を始める。仮想空間内でアシックスが支援する選手と一緒に走ることができるほか、プログラムを完了した参加者には、分身(アバター)用のシューズやウエアを無料でプレゼントする。

アスリートとのグループランに参加できる

仮想空間内でマラソンなどを楽しめるサービス「Zwift」を活用する。「Zwift」は室内フィットネス機器と連動し、インターネットを介して、同時に多人数でランニングやサイクリングのイベントに参加できるサービス。同名のズイフト(米カリフォルニア州)が運営する。

参加するアスリートは、2021年の東京五輪のトライアスロンで金メダルに輝いた、クリスティアン・ブルメンフェルト選手(ノルウェー)や、同じくトライアスロンのベス・ポッター選手(英国)など4人。6月20日、30日、7月1日、15日の4日間、日替わりで参加する。

アシックスとズイフトはことし2月に提携した。「Zwift」のユーザー数は非公表だが、マラソン選手を育成するプログラム「ズイフト・アカデミー・ラン2022」の登録者数は1万2000人を超えたという。

アシックスは「Zwift」を介して、デジタルサービスと連携した「ランニングエコシステム(経済圏)」の構築や、ランニング愛好者のコミュニティ形成につなげる。

「ランニングエコシステム」ではほかに、6月に保険代理業の100%子会社を設立した。ランニング大会でのケガや事故などが発生した際に補償する保険商品を販売する。企業向けと消費者向けがあり、後者はアシックスの会員プログラムとも連動する。引受保険会社は東京海上日動火災保険と楽天損害保険。