エンタテインメント領域のマーケティングサービスを提供するGEM Partnersは12月9日、「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の2022年11月調査版を発表した。
同調査では日本在住の15~69歳の男女19,634人を対象に、2022年11月5日~11月9日にかけてインターネットアンケートを実施した。なお本調査は2015年から1年に1回、定期的に行われている(前回は2021年11月6日~11月10日に調査)。
「定額制」「レンタル」「購入」「無料」といった契約形態別に、それぞれの鑑賞形態別の<動画配信><放送><ビデオソフト>の利用率を調査したところ、「定額制」<動画配信>のSVODの上昇幅が最も大きく、前年比+2.6ptの37.8%を記録した。
利用率が急進した2020年(前年比+8.1pt)、2021年(前年比+4.8pt※)と比べると伸びは鈍化したものの、依然として成長を続けている。
また、「無料」<動画配信>のAdVODも利用率を伸ばしている。YouTube、TVer、TikTokなどを含むAdVODは前年比+1.3ptの58.7%を記録。SVOD同様、2020年(前年比+3.9pt)、2021年(前年比3.4pt)の伸びに比べ上昇幅は縮小している。
SVODサービスの平均利用数を調査したところ、市場全体では平均0.8サービスに加入しており、前年から0.1増加した。2020年から2021年では変動がなかったSVOD利用者の全体でも、今回は前年比+0.1の一人平均1.8サービスと増加している。市場全体での延べ利用数が拡大するとともに、SVOD利用者、特に20代、50代において平均利用数が増加したことが分かった。
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