「toC サブスクリプション カオスマップ2022年版」が公開

株式会社KiZUKAIは、「toCサブスクリプションサービス カオスマップ2022年版」を公開したと発表した。

■toCサブスクリプション市場規模の拡大とアップデートの背景

国内のサブスクリプション市場は、2023年までに1.4兆円に達し、2018年比で約1.5倍に急成長すると見込まれているため、広い業界・業種のサービスがサブスクリプション市場に参加している状況だという。

コロナ禍で従来の行動が変化し、利便性の高いサブスクリプションが必要とされる中で「どのようなサブスクリプションサービスがあるのかが不透明」という課題があり、昨年同社は「toCサブスクリプションサービスのカオスマップ」を作成し、好評だったという。そこで、今回2022年版として「toCサブスクリプションサービスのカオスマップ」のアップデートを行い、改めてtoCサブスクリプションサービスの現状を伝えるとのことだ。
出典元:プレスリリース
同社は、サブスクリプション事業者向けに、顧客体験管理を収益につなげる次世代型CXMツール「KiZUKAI(キヅカイ)」をリリースし、「ユーザ想いのサービスに溢れる世の中に」をビジョンに掲げている。国内でのサブスクリプション市場が急成長していく中で、そのエコシステムを作っていくためには、サブスクリプション事業者が「ユーザー想いでサービスをアップデートし続けることができるか」が何より大事だと考えているという。そのためにも、ユーザー1人ひとりの行動データの取得と分析を日々重ねていく重要性を、日々さまざまなクライアントに伝えているという。今回のカオスマップの公開を通じて、同社は、サブスクリプション市場のさらなる発展及びCX(顧客体験)の向上に貢献するとのことだ。

■「toCサブスクリプションサービスのカオスマップ」2022年版の特徴について

昨年のカオスマップ同様、2022年版も以下の3つの大カテゴリーに分けて展開している。また、中カテゴリーの追加、一部を除き小カテゴリーを追加した。

【カテゴリー】
・デジタルコンテンツ(動画・音楽・電子書籍など)
・サービス/健康/教育(飲食・美容・恋愛・婚活など)
・物品/レンタル(ファッション・家具・家電・住居など)

1:デジタルコンテンツについて
昨年に引き続き「動画定額配信サービス」「音楽定額配信サービス」「電子書籍・雑誌・コミック定額配信サービス」の利用率が高く、DVDやCDなどの「モノ」を購入して所有する時代から動画や音楽の配信サービスという「コト」として利用するスタイルが定着化している。

2:サービス/健康/教育について
セグメントを小さくし、ある分野に特化することで強みを出すサービスが増えてきている。特に飲食カテゴリーでは、スイーツ、パン、お酒、カフェなど、特化型サブスクリプションが注目されている。また、コロナ禍で密を避けて楽しめるアウトドア需要の増加に伴い、キャンプなどのレジャー系のサブスクリプションも増えている。

3:物品/レンタルについて
コロナ禍でテレワークが定着したこともあり、場所を選ばずに働く生活スタイルが普及し、ホテル月額利用サブスク・住所定額利用サブスク・交通インフラ系サブスクなど、拡張性のある新たなビジネスモデルが生まれている。

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