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Amazonがバーチャル旅行サービス「Amazon Explore」を発表、一体何がすごいのか?


現地時間2020年9月29日、Amazonが世界各地の歴史的建造物の観光や郷土料理教室の参加などのアクティビティをオンラインで体験できるバーチャル旅行サービス「Amazon Explore」のベータテストを開始しました。

Amazon.com: : Amazon Explore
https://www.amazon.com/explore


Amazon jumps into virtual tourism, offering live one-on-one experiences around the world - GeekWire
https://www.geekwire.com/2020/amazon-jumps-virtual-tourism-offering-live-one-one-experiences-around-world/

Amazon Exploreは、世界各地のツアーガイドが観光やアクティビティなどのバーチャルツアーを案内してくれるというサービス。すでにスタートしているベータテストでは、アルゼンチンでのワインテイスティングのバーチャルツアーや……


プラハの旧市街を見ながらフランツ・カフカについて学ぶバーチャルツアー


京都の南禅寺で禅の学習体験ができるバーチャルツアー


ホームパーティー向けの寿司の作り方を学ぶバーチャル料理教室などに参加することができます。


Amazon Exploreが、YouTubeの旅行ムービーやGoogle Earthのガイド付きツアー「Voyager」と異なるのは、ツアーガイドと音声で一対一のコミュニケーションができるという点。Amazon Exploreは「仮想体験」に力を入れており、例えば、バーチャル料理教室コースでは、開始前に食材のリストなどが共有されるため、参加者はバーチャル教室を見ながら実際に料理を作ることが可能。


地元の店舗やマーケットを訪れるというツアーではまるで現地にいるかのように店主と会話し、気に入った商品を購入して自宅に発送するということもできます。


各ツアーでは、ツアーガイド側から参加者側には音声・映像が送信されますが、参加者側からツアーガイド側には音声しか送信されないため、参加前に身なりを整えておく必要はありません。

オープンベータ時に公開されている各セッションは主に35分から1時間で、料金は10ドル(約1100円)から200ドル(約2万1000円)という範囲。こうしたセッションの時間や料金は事業者側が自由に決められるため、今後はさまざまな時間・価格のサービスが登場する可能性があります。なお、手数料などのAmazon側が受け取る利用料について具体的な割合などは明かされていません。


ベータテスト開始時点では、Amazon Exploreはモバイルデバイスに対応しておらず、サポートしているのはPCのみ。ChromeやSafari、Edge、Firefoxといったブラウザや、マイクとスピーカー、そして5Mbps以上の高速インターネット環境が必要です。ベータテスト段階でVR技術には対応していませんが、今後対応する可能性があるとのこと。

Amazon Exploreはベータテスト中で、記事作成時点ではアメリカ在住かつAmazonから招待されたユーザーのみが参加可能とのことです。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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