電通の社内組織であり、顧客企業のイノベーション創出を支援する「電通ビジネスデザインスクエア」と、顧客企業のイノベーション創出を支援する専門組織「電通イノベーションイニシアティブ」は、全従業員の声を経営意思決定に活用する「WE.CAPTURE」を開発した。特許CI技術(コンセンサス・インテリジェンス技術)を提供するVISITS Technologiesと連携したもので、17日よりサービス提供を開始している。
今回協業したVISITS Technologiesは、イノベーション創発クラウドを開発するイノベーションテックカンパニー。特許CI技術を活用し、事業アイデア発想・定量化を行う「ideagram」や、創造力アセスメントツール「デザイン思考テスト」などにより、イノベーションの創発プロセスをワンストップで科学的にサポートしている。

「WE.CAPTURE」は、従業員の意見・アイデアを収集・評価・分析・可視化し、経営層に対して課題解決への施策提案を行うサービス。一般的なアンケート調査と異なり、全従業員から自由な意見やアイデアを幅広く収集することで、定量的かつ構造的に評価・分析することが可能となっている。

同サービスでは、新型コロナウイルスが引き起こす業務・事業課題に特化したサービスパッケージ「WE.CAPTURE for COVID-19」も同時提供。コロナ禍だからこそ生じた従業員の意識変化を最短3週間で捉え、自社の変革に活用することを支援するとしている。