電通は、個人が年齢に捉われず、社会において長く価値発揮できるような新しい選択肢として「LIFE SHIFT PLATFORM」(以下、LSP)を立ち上げることを発表した。
LSPは、個人が、「一企業」ではなく「社会」に対して発揮する価値を最大化するための仕組み。同時に、個人・企業・社会が柔軟につながる、これからの時代の新しい関係性を構築していくことを目指している。2018年に電通社員有志が構想を立ち上げ、2年以上をかけて検討・準備し実現に向けて推進してきた。

同プログラムを具現化する新会社として「New Horizon Collective合同会社」(以下、NH社)を設立、2021年1月より事業を開始する。参加を希望する社員は電通を退職した上で個人事業主となり、NH社と業務委託契約を結ぶ。個人事業主はNH社から一定の業務を受託することで、安定した報酬を得ながら、個々人で「これまでとは全く別分野だが、ずっとやりたかったこと」や「なかなか踏み出せなかった新しい事業」などに取り組むことが可能となる。

電通は、LSPを「安心」と「チャレンジ」の両立をかなえる新しい仕組みとして展開し、NH社を通じて、個人のスキルや将来の展望などのデータを集約。活動を通じて新しい学びの機会、新しい仕事の機会、新しい仲間・チームづくりの機会などを提供していく。事業基盤が確立したのちには、グループ会社や国内の他企業との連携も図っていく方針だ。