神戸新聞は11月26日の朝刊で、「これもひとつの防災BOOK」と題した、別刷広告特集を実施した。紙面を抜き取って折りたたむことで、防災の本質は守りながら実行したくなるルールをまとめた本「おうち篇」と「おそと篇」の2冊が完成する。
冊子の組み立てイメージ。(左から)「これもひとつの防災BOOK おうち篇」「これもひとつの防災BOOK おそと篇」。
冊子の組み立てイメージ。(左から)「これもひとつの防災BOOK おうち篇」「これもひとつの防災BOOK おそと篇」。
2020年、人々の生活は一変し、かつてない制約が生まれた。新型コロナウイルスと共に生きる日々はこれからも続く。そんな中で、予防のために必要なことを、楽しく学んで、正しく実践してもらうのが、本特集の目標だ。別刷特集15段12ページの内8ページを使用し、表紙では「兵庫のみなさん、これもひとつの防災と考えてみませんか。」と新型コロナウイルスの感染予防を呼びかける。
11月26日付神戸新聞朝刊の別刷特集の表紙。
11月26日付神戸新聞朝刊の別刷特集の表紙。
「学術的な説明や表にすると、難解でシリアスに見える新型コロナウイルス対策を、備えておきたい暮らしのコツとしてTIPSのように提案する企画です。対コロナの意識は、地域や個人差が大きいので、兵庫の方々が受け入れやすいメッセージやトーンを慎重に考えました」(電通 CMプランナー/コピーライター 石橋枝里子さん)。

そこで紙面では、ニューノーマル時代に役立つ防災ルール28項目をかわいいイラストとともに伝える。「手洗いは、30秒『ながら洗い』で。」と歌うことで手洗いを楽しくすることをすすめたり、「日傘をさすと、優雅に空間が保てます。」とさりげなくソーシャルディスタンスを確保する方法を紹介したり。真似しやすく、ちょっとユーモアのある項目をたくさん盛り込んだ。
実行したくなることを大切にルールを選定。
実行したくなることを大切にルールを選定。
「『防災』意識の高い兵庫県民に身近に感じてもらえるように、中身はなるべく具体的に生活者目線で。また行動に限らず、『本音を大切にしよう。』など、変化の時代の心がまえも並べて掲載しています。イラストは、港町らしくおしゃれに柔らかく。守らなければならないルールから、守りたくなるコツへ。子どもといっしょに読める、やさしいコロナ対策の冊子となれば嬉しいです」と石橋さんは話している。
イラストともにつたえる28項目の防災ルール。
イラストともにつたえる28項目の防災ルール。
折りたたむ前の「これもひとつの防災BOOK おうち篇」。
折りたたむ前の「これもひとつの防災BOOK おうち篇」。
折りたたむ前の「これもひとつの防災BOOK おそと篇」。
折りたたむ前の「これもひとつの防災BOOK おそと篇」。
「BOOKの作り方」を解説。
「BOOKの作り方」を解説。

スタッフリスト

企画制作:電通+電通クリエーティブ・パワー・ユニット
クリエイティブディレクター:岡本昌大
コピーライター:石橋枝里子、良知耕平、小林桃子
アートディレクター:古川純也
デザイナー:高木寿桃、三島将志
イラストレーター:山本香織
プロデューサー:三浦克矢
アカウントエグゼクティブ:根本大祐
製版:西山貴三
監修:勝田吉彰教授(関西福祉大学)