LINE公式アカウント活用の幅を広げるMessaging APIとは?

 2022.08.08  PORTL編集部(トーチライト)

突然ですが、LINE公式アカウントを上手く活用できていますか?
メッセージ配信だけで満足していませんか?

LINE公式アカウントは、メッセージ配信以外にもたくさんの機能が備わっています。上手く活用すると、自由度の高いレイアウトでリッチなメッセージ配信や、単純な内容であればユーザーからのメッセージを自動で返信するなど、ユーザーがLINEを使ってさまざまな体験をすることが出来るようになります。

今回は、より進化したメッセージをユーザーに届けるために、LINEが提供しているサービスの1つである『Messaging API』という機能を活用して出来ることをご紹介します。

※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

 そもそも『Messaging API』とは?

『Messaging API』とは、LINE社が一般公開しているLINE公式アカウントを通じてユーザーと双方向のコミュニケーションを取ることが出来るAPIのことです。LINE公式アカウントをお持ちの方であれば、誰でも無料で利用することができます。

Messaging APIを活用することで、LINE公式アカウント上で取得したデータや企業の保有するデータをもとに、特定のユーザーに配信することが可能になります。 

※Messaging APIで送信できるメッセージ

  1. プッシュメッセージ:任意のタイミングでユーザーに送信することができるメッセージ
  2. 自動応答メッセージ:ユーザーからのメッセージに対して自動で応答するメッセージ

LINE Messaging API_01
参考:LINE Developers

テキストだけでなく、スタンプメッセージや画像メッセージ、動画メッセージ、音声メッセージ、イメージマップメッセージなども送信可能です。伝えたい情報をよりユーザーに伝わりやすい形で届けることが重要です。

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『Messaging API』はどんなときに活用できる?

『Messaging API』はユーザーとのコミュニケーションを図るために活用可能な機能となるため、さまざまな場面で活躍します。今回は、いくつか具体的な活用方法を紹介します。

リッチメニューをより高度にカスタマイズ

『Messaging API』を使うと、リッチメニューというトーク画面の下部に表示されるメニュー画面をお好みでカスタマイズすることができます。リッチメニューの作成は、LINE Official Account Manager(OAM)でも作成できますが、より高度なカスタマイズをしたい場合は、『Messaging API』を利用する必要があります。 

例えば、ユーザー単位でリッチメニューをリンクさせたり、タブ切り替えのように動的なメニューに設定することが可能になります。

LINE Messaging API_02

画面を大きく占有するリッチメニューは、ユーザーが普段目にすることが多く、キャンペーンの告知やWebサイトの遷移を促すことができます。ユーザーが有益な情報を見つけやすいメニューにカスタマイズしてみましょう。

 

ユーザーとより身近にコミュニケーションを取る

 ユーザーがLINE公式アカウントをトークルームやグループに招待すると、チャットに参加することができるようになります。グループトーク内でもメッセージを送ることができますが、同時に複数のLINE公式アカウントは参加できないので注意してください。

※:送信に際して、[Messaging API設定]タブで、[グループトーク・複数人トークへの参加を許可する]を有効にしておく必要があります。

 

対話する友だちの情報やコンテンツを取得する

 ユーザーがLINE公式アカウントをトークルームやグループに招待すると、チャットに参加することができるようになります。グループトーク内でもメッセージを送ることができますが、同時に複数のLINE公式アカウントは参加できないので注意してください。

1対1のトークやグループトークで、LINE公式アカウントと対話する友だちの情報を取得することができます。 

取得できる友だちの情報は以下の3つです。

  • ユーザー名
  • プロフィール画像
  • ステータスメッセージ 

また、ユーザーから送信された画像・動画・音声およびファイルも、一定期間であれば取得可能です。例えば、LINE公式アカウントのレシートキャンペーンを実施する際に、トークルーム内でユーザーから送られてきた画像を受信するために活用されています。 

 

送信メッセージ数の取得やアカウント連携など運用に欠かせない機能が満載

 プロバイダー(企業や開発者)が提供するサービスの既存ユーザーアカウントを、LINE公式アカウントと友だちになっているアカウントを安全に連携することができます。そのため、LINE社以外が提供しているサービスを利用する際は、『Messaging API』を利用することをおすすめします。 

また、『Messaging API』を使って送信したメッセージ数を取得することも可能です。現在どれだけのメッセージを送信したか把握出来ることにより、今後の配信スケジュールを設計しやすくなるため、LINE公式アカウントの運用者にとっては必要な機能となります。

ただし、LINE Official Account Manager(OAM)から送信されるメッセージの数は取得することはできないので注意しましょう。

 

『Messaging API』を使うためには

『Messaging API』を利用するには、LINE社が提供しているAPIと企業のシステムをつなぐ開発が必要です。 『Messaging API』はすべてのプランで利用が可能で、誰でも無料で利用することができるサービスとなりますが、企業が自社で開発する場合、初期開発・保守・アップデートに多大な時間とコストを要します。

そのためLINE社のパートナー企業が提供するAPI対応ツールの導入を行い、導入・運用コストを削減することがおすすめです。API対応ツールは多く存在するため、活用方法によって最も合ったツールを選定していきましょう。

なお、DACはLINE社よりTechnology Partnerとして認定を受けており、Messaging API対応ソリューション「DialogOne®」の提供を行っています。

DialogOne for LINE ご紹介資料

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おわりに

いかがでしたか?
『Messaging API』を活用することで、LINE公式アカウントの活用の幅を大きく拡げることができます。LINEはユーザーとコミュニケーションを取るには最適なプラットフォームです。プラットフォームの強みをより活かす活用方法を考えていきましょう。 

DACではMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」のほか、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。LINE公式アカウント活用においてお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。

※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

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